髪が急に抜けてしまった、円形脱毛症になった、
ある方は多いのではないでしょうか。
職場で長期間ストレスに晒されるなどしても、髪は傷みます。
肌もそうですが、髪はストレスのダメージが表出しやすい
箇所といっても過言ではありません。
ストレスを受けると自律神経のバランスが崩れることは、
ご存知の方も多いかと思います。
それだけではなく、ストレスによって
ホルモンバランスや免疫機能も攻撃を受けます。
ストレスが身体に及ぼす影響
ストレスと言うのは実はメンタル面だけの問題ではなく、
身体にも影響を与えます。
それは、身体の中にある様々な部位(臓器や器官、血管など)
を自律神経がコントロールしているからです。
強いストレスを受けると、この自律神経にも影響を受けるため、
例えば頭が痛くなったり、お腹を壊すようなことになるのです。
ストレスが髪に及ぼす影響
ストレスによって自律神経のバランスが崩れてくると、
頭皮の血管や細胞が弱っていきます。
すると、身体がどんなに栄養を取っても、
そういった部位まで酸素や栄養が行き渡らず、
充分な活動ができなくなってしまうのです。
結果として、ストレスの影響により生えてくる筈の髪は弱く、
ボリュームのない髪になってしまい、
抜ける髪がどんどん増えていくことになります。
ストレスによって起こる抜け毛のメカニズム
私たちの毛髪を作っている毛母細胞は、
毛乳頭と呼ばれる部分が毛細血管から栄養を受け取り、
活動しています。
髪が一度、抜けても、再び髪が生えてくるのは、
この活動が正常におこなわれているからです。
そのため、ストレスで自律神経が緊張し、
血管の収縮が起こると、細胞(毛乳頭)に十分な栄養を
送ることができなくなります。
すると、抜け毛や新たに生えてくる毛髪が弱くなり、
薄毛の原因になるのです。
ストレスによる抜け毛は回復するの?
ストレスによる抜け毛は、ストレスを解消することにより
回復できるといわれています。
ただし、ヘアサイクルの周期を考えると、
新しく健康な髪の毛が生えるには早くて半年、
長いと1年以上はかかることを覚えておきましょう。
ストレスを溜めこまず、発散する方法を見つけましょう
ストレスの原因になるもののことを、ストレッサーと呼びますが、
学校や職場での人間関係、将来への不安、
仕事の成果やノルマ達成に関する圧力、
私たちはさまざまなストレッサーに囲まれて生活しています。
現代社会では、ストレスを避け、まったくストレスを感じない
生活を送ることはほぼ不可能です。
ストレスは溜め込まず、発散するよう心がけることが大切となります。
ストレスと上手く付き合うことができれば、
体への影響も最小限にとどめることができるはずです。
薄毛に悩む人は、抜け毛や薄毛の進行について、
過度に心配していると、それ自体がストレスとなり、
抜け毛や薄毛を悪化させてしまう可能性もあります。
生活習慣や食習慣を改善して、髪にとって良い環境を整えながら、
あまりクヨクヨと薄毛に悩むことなく、前向きに対処することが大切ですね。
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